石版画(リトグラフ)は、「水と油の反発作用」を利用した平版画です。親水性のアルミ版に、油性分(ダーマトグラフ、解墨など)で描画します。描画後、「水と油の反発作用」を引き出す製版をします。
リトグラフとは、この製版の作業過程を楽しむ技法です。
製版後、油性インクのついたローラーを転がすと、描画した部分につき、そうでない部分ははじきます。紙をのせ、プレス機にかけると、版画が完成します(左右対称になります)。
『描画』
アルミ版の上にダーマトグラフ(油性色鉛筆)で描画します。できあがりは左右対称になります。
『製版』
「水と油の反発作用」を作るために、アルミ版(親水性)と描画によって「親油性」になった部分を強くするために、アルミ版の上で化学変化をほどこし、水の部分、油の部分の区別を作ります。
◎ラズン・ストンパウダーを刷りこみます。
◎アラビアゴムを塗り、シンナーで洗い、ラッカーをつけて、発水性を強めます。
◎チンクターをつけ、水で洗い、製版インクを盛ります。
◎もう一度、アラビアゴムをつけて保存します。
『刷り』
製版後、スポンジで版をぬらし、油性インクがついたローラーを転がすと、親油性の部分にはインクがつき、それ以外の部分ははじきます。
◎灯油でインク部分をとります。
◎インクを盛ります。インクがのった状態で紙をのせて、プレス機にかけたら完成します。